7月に盛り上がったインサイダーの売りは自社決算を見たのか一気に止んでいる。もっとも「買い」に注目して逆の見方をする記事もある。

テクニカル。週足サポートの6280がブレイクされたことで週足は調整入りを示唆する。最高値の6427は週足レジスタンスとなる。5月以降サポートとしてワークしてきた日足の25SMAががっつりブレイクされたことも、5月以降で初めての本格調整に入ることを示唆する。

6200はチャート的には6280の一個前のサポートであり、そこで跳ね返ったことで何となく水平サポートが出来たようにも見える。しかし上昇トレンドラインではなく水平サポートに頼る時点でそれはチャレンジされやすくなっており、例えばもししばらく6300近辺で浮遊した後にもう一回6200を貫通した場合、日足は大きなヘッドアンドショルダーを形成することになる。6300近辺での浮遊は逃げ場となるだろう。

下値目安としては50SMAの6130がまず目に付くが、その水準はガンマの山を滑り降りる最中なので上手い具合にヘッドラインが出ないと止まらない可能性が高く、その先は値幅より日柄で、もしネガティブガンマ域での滞留が続くとすれば8月Op Exで底打ちしやすいだろう。

S&P 500で見ると2月の天井を易々と越えてきているが、メガテックの影響が薄まるS&P 500等ウェイト指数やダウで見ると綺麗な水平ダブルトップとなっており、AIバブルの恩恵がないセクター群は7月高値をかなり強く意識することになるだろう。

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編集部より:この記事は、個人投資家Shen氏のブログ「炭鉱のカナリア、炭鉱の龍」2025年8月4日の記事を転載させていただきました。