ルアーカラーは、魚へのアピールという点で重要な要素です。しかし、30mを超えると光は少なくなり、色は退色や減色が進み、本来の鮮やかな色合いは、かなり地味にしょぼくなります。
特に赤系は黒っぽくなり、鮮やかな色もどんどん青に近づくそうです。私の最近の選択は、黒っぽいシルエットで見えるだろう赤系と、反射が少しでもあるシルバー系ジグであり、カラーよりジグの動きでアピールしようと考えます。
例えば今回のようなライトタックルでは、シルバーのメーカー(製品)の違う80g 100g 120gをローテーションすると、全部違う動きになり、どれかで必ず反応するだろうという目論見です。カラーチェンジより明確に違うアピールを出せるはずです。

サイズやルアーの種類を変えた途端に、急に魚が反応することも少なくなく、これは変更が効果を発揮している証拠といえるでしょう。
メーカーとしては、「製品 × カラーバリエーション」でラインナップを拡充し、販売数の増加を狙っていると考えられますが、形状の異なるルアーは動きにも違いが生じるため、釣果にも影響を及ぼしているようです。
シルエットからシルバーへ
濃い赤系は、シルエットがはっきりするので、最初にパイロットジグに使用して、反応を見ます。これで、喰うとまあ暫くはこれだけで十分になることも多いです。
シルエットは、意外に反応しますので、群れの活性を見る時に重宝です。シルエットカラーから始めて、シルバー系各種が今シーズンのパターンです。
大潮の明石沖を狙う
6時半過ぎに明石沖の水深30mからのカケアガリに到着。涼しさを感じられる気持ちの良い朝です。上げ潮の流れに転じた動き始めで、急潮の明石海峡周辺は、はっきりとした潮の動きをしますが、夏の大潮の朝は、案外に緩くのんびり動き、大潮らしい流れは夜間です。