うまく仕事をゲットした人は1500円でも2000円でも時給をもらえるでしょう。しかし、それは勝者でしかないとも言えるのです。先日、マンホールの点検作業をしていた人4人が硫化水素で亡くなりましたが、あれも将来、ドローンとロボットを組み合わせれば犠牲者が出ない時代が来るとも言えます。

時給1500円は経済の側面からすればよさげですが、失業者を招きやすい状況がより強まるのです。日本は少子高齢化だから労働者は引く手あまただろう、と思われますが、こんなシナリオ、数年で大逆転も大いにあり得る時代に突入していることだけは認識した方がよさそうです。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年8月4日の記事より転載させていただきました。