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使って実感!ペネローペの魅力
スピーディーな撤収プロセス

使って実感!ペネローペの魅力

試行錯誤しつつ、およそ40分かけて初めての設営が終わりました。

連結位置を微調整したり、吸盤がつく部位を探したりした結果なので、手順自体はそこまで複雑ではなく、慣れてしまえばもっとスムーズに進められそうです。

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

なかでも特に印象的だったのは、タープ全体が放つスタイリッシュな佇まい。

装飾を抑えたマットブラックの生地は、想像以上に洗練されていて、サイト全体の雰囲気をぐっと引き締めてくれます。

支柱となる3本のポールは、バランスの取れた曲線を描き、機能性を重視した構造でありながら、自然と美しさも備えているのが特徴。

実用性とデザイン性を高いレベルで両立した、まさに“用の美”と呼びたくなる仕上がりです。

周辺ギアもモノトーンで揃えて、ミニマルなキャンプを極めたくなります。

もちろん、魅力はクールなビジュアルだけではありません。ペネローペには、次のような機能面の長所もあります。

魅力① 複数人でも使える広い室内

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

タープの内部は想像以上に広々としており、ファミリーテントにも劣らない開放感!

リッジポールのおかげで天井がしっかりと立ち上がり、身長160cm台後半の筆者では、手が届かないくらい頭上に余裕があります。

複数の大人が互いにぶつからずに歩き回れる広さがあり、キャンプチェアやテーブルはもちろん、コットもゆったり配置できそうです。

生地は難燃素材ではないため、熱源からは十分に離す必要がありますが、家電を並べるスペースも確保できます。

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

実際に夜を過ごしてみたところ、頭をぶつけたり、ギアにつまずいたりする心配とは無縁で、ひとつの部屋のように動き回ることができました。

車内と屋外のリビングスペースが自然につながったような感覚で、自分だけのアウトドア空間が広がります。

魅力② パネルの開閉でアレンジ自在 三方向にあるパネルは、それぞれフルオープンにもメッシュにもできます。

フルクローズにすれば完全に視線を遮断したプライベート空間になり、テントさながらの“おこもり感”を楽しめます。

また、別売りのタープポールを購入すれば、前面パネルを跳ね上げて前室のようにもできるそう。

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

夏場などはメッシュスクリーンだけにすれば、虫の侵入を防ぎながら風だけを通すことができます。

濃色のメッシュは本体とトーンが揃っており、サイト全体の雰囲気を損なわない点も好印象です。

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

三方向を完全に巻き上げれば、文字どおり屋根状の「日よけ布」になり、開放的な空間を作れます。

しっかり日射しを遮りながら、180度に視界が広がる爽快感は言葉になりません。

風向きや、周囲のサイトとの位置関係によってパネルを閉じたり開いたり……アレンジのバリエーションは無限大です。

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

専用のタープポール(別売)を使えば、タープをクルマから切り離して自立させることも可能。

さらに新発売の「CURTAIN for PENELOPE」を組み合わせれば、目隠しとしての役割も果たし、独立型のリビングスペースとしても使えます。

魅力③ 細部に宿る「使いやすさ」への配慮
小さな金属加工工場から始まったというmuracoの丁寧な仕事は、プロダクトの細部にも現れています。

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

たとえば天幕内には、別売りの「HANGING LINE(ハンギングライン)」(税込2,750円)に対応したギアループが。

コードを張り渡すことで、衣類を干したり小物を吊したりと便利に使えます。

天頂部のループは、そのままLEDランタンを吊すのに活躍しました。

さらに、風の侵入を防ぐ足元のスカートや、滑らかに開閉するファスナーなど、実用性へのこだわりが随所に感じられます。

スピーディーな撤収プロセス

【人気再燃】muraco「ペネローペ」をハイエースに設営!カーサイドタープ徹底レビュー
(画像=『MOBY』より 引用)

翌日の撤収は、ペグやポールを引き抜いて天幕をたたむだけの簡単作業でした。

慣れれば数分で完了すると思われます。

タープ本体の生地は、耐水圧1,500mmのポリエステル製。夜露が残っていても、軽く拭き取るだけでしっかりと乾きます。

今回はウッドチップで土がつきにくいサイトだったこともありますが、汚れもほとんど気になりませんでした。

厚すぎない68デニール生地は、荒天時などのハードな野営にはやや不向きな面もあるかもしれませんが、取り回しがしやすく、強度と扱いやすさのバランスが取れた素材という印象です。