これって我々人間は本当に人間なのでしょうか?ゾンビと何ら変わらない気がするのです。生かされているだけです。
これをお読みの方は笑うでしょう。でも笑っているうちが華なのです。そのうち、人間から喜怒哀楽もなくかもしれません。つまり認知症を通り超えると感情表現ができなくなってもおかしくないのです。これじゃ本当に韓国映画のKゾンビブームと同じになってしまいます。
スマホをなぜ見るのでしょうか?「脳のドーパミンは期待に対して反応する」とされます。期待はたくさんあります。例えば株のデイトレーダーにすれば刻々と動く株価を見つめるのは期待感があるからです。競馬好きの人は勝てるかもしれないという期待。宝くじも同様でしょう。そして現実社会では「スマホに何かメッセージがあるかもしれない」という期待感なのです。
例えば食事なり飲み会をしている時、対面に座っている人のスマホに着信があるとすかさずそれを確認して返信をする人がいます。その間、会話はブチ切れます。「えーっと、何の話だったけ?」というのは私は嫌なのです。1時間か2時間、スマホはカバンにしまっておいてくれ、と思うのです。しかし、もはや人間はスマホに紐づけされ、虜となり、奴隷となっています。
それが高じて20年もすれば蔑称かもしれませんが、廃人のようになってしまうかもしれません。テクノロジーは着実に進化していきます。それに乗せられるか、それを利用するも地に足をつけ、人間として活動できるか、それは個々人の気持ち1つとも言えそうです。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年8月3日の記事より転載させていただきました。