昼の楽しみ:アートと歴史と温泉と
青森県立美術館

青森県立美術館
現在開催中の棟方志功展、佐野ぬい展は必見。特に佐野ぬいの「青」を主題にした抽象画は、観る者の心を洗い流すような爽快さを湛えています。ミュージアムカフェの「ブルーハーブカルピス」も展覧会とリンクした素敵な趣向です。

棟方志功展より

佐野ぬい展より
三内丸山遺跡
美術館のすぐ近く。日差しが強い日は無理せず、秋の訪問もおすすめ。

三内丸山遺跡。広いので、ゆっくり歩くだけでもエクササイズになります。日陰がないので、暑い時よりも涼しくなってからがおすすめです。
駅ビル「LAVINA」の中華料理店「吉慶」で供される栗ソフトクリームには、遺跡にちなんだ埴輪クッキーが添えられ、青森の歴史に遊び心で触れられます。

青森駅ビル、ラヴィナ1階吉慶の栗ソフトクリームに添えられた縄文クッキー。手作りなので、それぞれ顔が違うそうです。
酸ヶ湯温泉
八甲田山の森に抱かれた、歴史ある湯治場。混浴の「千人風呂」は有名ですが、湯浴み着レンタルもあるので安心です。隣接する八甲田ホテルでは、地元食材を用いたフランス料理も堪能できます。
田んぼアート(田舎館村)

田舎館村の田んぼアート。こちらは、2年前、2023年8月22日。テーマは、棟方志功とフェルメールの有名な作品から。
色とりどりの稲で描かれる巨大なアートは、まさに圧巻。8月中旬までが見ごろ。アクセスは不便ながら、弘前からの小旅行として価値のある体験です。復路は、趣きのある弘南鉄道を利用するのがおすすめ。
ねぶたの余韻のなかで
「ねぶたが終わると、青森に秋が来る」と地元では語られます。確かに、夏の喧騒の後に訪れる静けさの中でこそ、青森の本当の魅力が味わえるのかもしれません。祭りの余韻に浸りつつ、ぜひもう一度、ゆっくりとこの地を訪れてみてください。