2.「ジンバル」映像 — 叫ぶパイロットたち
2014年から2015年にかけて、空母USSセオドア・ルーズベルトから発艦した米海軍のF/A-18スーパーホーネットのパイロットたちが、東海岸沖で後に「ジンバル(GIMBAL)」として知られる映像を撮影した。
映像には、従来の航空機なら空中分解するような機動を行う、楕円形の物体がはっきりと捉えられている。この事件をさらに説得力のあるものにしているのが、録音されていたパイロットたちの生々しい音声だ。「艦隊だ…」「あれを見ろ!」「回転しているぞ!」— 彼らが冷静さを失っていく様子から、目の前の光景がいかに異常だったかが伝わってくる。
このジンバル映像もまた、ペンタゴンが2020年に公式に公開した3つのUFO映像のうちの一つだ。航空専門家たちは、エンジンも翼も見当たらないこの物体が、なぜ強風の中で姿勢を保ち、急旋回できたのか、今も頭を悩ませている。
3.「ゴー・ファスト(GO FAST)」映像 — 海面スレスレを高速飛行
「ジンバル」と同じ時期に記録された「ゴー・ファスト(GO FAST)」映像には、小さな物体がとてつもないスピードで、海面スレスレを滑空していく様子が映っている。
F/A-18の照準ポッドが捉えたこの映像は、我々の航空機では到底真似のできない飛行能力を示す、最も明確な例の一つだ。映像には高度や速度といったセンサーデータも表示されており、航空マニアたちによって徹底的に分析されてきた。
興奮したパイロットたちが、この物体を追跡しようと必死になる会話の音声も残されており、その異常さが際立つ。ペンタゴンの全領域異常解決局(AARO)も、この事件を公式ファイルの中で「未解決」案件としてリストアップしている。