さて、本日発表になったアメリカ7月度雇用統計は事前予想を大きく下回る7.3万人増。それよりも衝撃なのは5、6月分が下方修正され、それぞれ1.9万人、1.4万人になったこと。驚くのは当初発表された数字の約1/10になっており、統計の信憑性を疑う内容であります。とりもなおさずトランプ氏が関税という刀を振り回して大暴れしていた時とタイミングはあっています。アメリカ経済は実は相当疲弊している可能性が出てきてしまったとすればSummer Breezeどころか、既に冷たい秋の気配が漂ってきたのかもしれません。
今更感の「731部隊」の話題
中国で映画「731」の上映が延期されたようだと報じられています。予告編の内容がおどろおどろしいことと残忍なシーンがありそうな点が批判されたようですが、むしろ中国政府の配慮ではないかとみています。つまり中国側から見れば日中友好の流れを作っており、一部を除く日本の水産品や加工物も輸入禁止が解除されました。中国に友好的な石破氏らが辞めずに頑張っていることから私は中国政府による「石破エール」ではないかとすら思ったほどです。
世界では残忍なことが現在でも各地で起きています。中国も香港の弾圧は酷く、その前は文化大革命に天安門事件、ウイグル問題などいくらでもネタはあるのです。なのになぜわざわざ731なのかといえば日中戦争の間に起きた話題性のある問題の中で731だけは証拠ネタが限られていて想像力が膨らむからでしょう。石井四郎大佐がロシアが攻めてきたとき物証を全て燃やしたこともありますが、中国側の確たる証人も少なく、噂や物語が先行しているというのが実情です。(南京事変も同様ですがそれよりもひどいと思います。)
中国で「僕のヒーローアカデミア」のキャラクターに扮したコスプレをしていた中国人女性が糾弾されたと産経が報じています。これ、産経には書いていないのですが、ヒロアカに「志賀丸太」というキャラが登場するのですが、丸太⇒マルタ⇒731の時の実験用捕虜という連想があり、ヒロアカがかつて糾弾され、作者が謝罪し、名前を殻木球大に変えたという経緯があります。丸太という名前が普通かどうかはともかく、中国にはそういう悪い癖があるのは事実。制作した映画もそのままお蔵入りになるのか、「抗日勝利80周年」で封切のタイミングを計っているだけなのかわかりませんが、731の事実関係がよくわからないのですからその画像に出てくる内容もどれだけ信憑性があるか、怪しい点は大いに間引く必要があるでしょう。