河川に近い草むらに生息し、釣りをしていると意外と遭遇することも多い。主にバッタやネズミ、カニなどの小動物を捕食しているので、ヤブコギや穴場的なスポットで釣りをする場合、間違って踏まないように注意が必要だ。

咬まれると毒はなくても傷口から雑菌などが入ることもあるので、見かけたらそっとしておこう。

身近な釣り場にいる【危険な生き物5選】 予防策と万が一の時の対処法を解説ヘビは虫を捕食する(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

サシガメ

桜、ケヤキなど、釣り場はもちろんどこにでもある樹木に普通に生息している。毒々しい色の種類もいるので積極的に触ることもないとは思うが、こちらも危害を加えないかぎり刺されることはない。

海外ではシャーガス病という恐ろしい病気を媒介する虫だが日本のものはそうではない。筆者は経験がないが、刺されると非常に痛いようなので近寄らない方がいい。

身近な釣り場にいる【危険な生き物5選】 予防策と万が一の時の対処法を解説こちらはサシガメ(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

コウモリ

橋脚下などで釣りをしていると、暗くなると同時に飛び回る姿が見える。そして釣り糸めがけて突っ込んでくるから厄介だ。

身近な釣り場にいる【危険な生き物5選】 予防策と万が一の時の対処法を解説コウモリは橋脚下が好き(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

あまりないが、咬まれたり引っかかれたりすると狂犬病などに感染する恐れもあり、さらにはマダニやノミを媒介するので、興味本位で捕獲しようとするのもダメだ。

フンにもサルモネラ菌などの病原菌を含んでいる場合があり、糸に引っかかって落下しても素手で触るのは絶対やめよう。

身近な釣り場にいる【危険な生き物5選】 予防策と万が一の時の対処法を解説コウモリの住処?(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

予防には複数用意する

そして予防策だが何かひとつに絞るのではなく、アイテムを複数用意することがポイントだ。筆者は蚊取り線香のように煙系が効果が高いと感じている。しかし、野外用は巻きが少なくすぐに燃え尽きてしまうという欠点もある。

その度にいちいち火を付けていては、めんどくさいし時合も逃してしまう。なので、スプレー式の虫除けも用意しておくと安心だ。中でもハッカの虫除けは効果も高くおすすめだが、犬や猫などには毒なので家でペットを飼っているなら他のものにしたほうが無難だ。 

身近な釣り場にいる【危険な生き物5選】 予防策と万が一の時の対処法を解説対策は複数用意する(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)

万が一の時はすぐに病院へ