売上の9割がウソ。オルツ社の驚愕な事実が発覚しましたね。これ、要は組織的な「 詐欺 」です。
やってたことは意外とシンプルで「ホントは無い取引を有ることにした」。ただ、一方通行だとすぐバレるから、自然に見せるためにグルグル回した。これを「循環取引」って言います。問題はこれが pic.twitter.com/6zfN8c2vGB
— なぎ|公認会計士 (@cpa_nagi) July 28, 2025
なんで見過ごされたかというコト。 実は、「循環取引」はすぐには気が付きづらいものです。
理由はオルツ社が取引した ①の「広告宣伝」は取引事実としてあって、支払もある。 ②の「売上」もその契約書や証憑があって、入金もある。
ので、1つ1つの取引はしっかり証明できているハズです。
— なぎ|公認会計士 (@cpa_nagi) July 28, 2025
ただ、ここの場合は9割もの取引がこのようにグルグル回っていた。そうすると当然お金は増えないし、何年もこれをやっていた歪みは当然出てくる。 「ここの決算書は正しいですよ」と、会計士(監査法人)はハンコを押してるけど、ここの前任の監査法人は、指摘していたようです。詳細はこれから
— なぎ|公認会計士 (@cpa_nagi) July 28, 2025
これを受けて、同社は7月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、約24億円の負債を抱える中でスポンサー支援による再建を目指すとしています。現在は最高財務責任者の日置友輔氏が社長を兼務し、裁判所と監督委員のもとで事業の継続を図る方針です。
売上高の架空計上は監査でも基本中の基本なので、これを見抜けなかった監査法人シドーはかなり罰則くらうだろなぁ
AI新興のオルツ、民事再生法を申請 東証「IPO監査の信頼揺るがす」 – 日本経済新聞 D5udD7FeC
— 村上ゆういち@魔界の税理士 (@Jeanscpa) July 30, 2025