国士舘大学を卒業後の2020年、栃木SCでプロキャリアをスタートさせたMF明本孝浩。栃木では主にセンターフォワード(CF)を主戦場とし、プロ1年目ながらJ2リーグで40試合出場7ゴール8アシストと大活躍を見せた。この活躍を受け、翌2021シーズンに浦和レッズへ移籍。浦和では主に左SBや両サイドハーフ(SH)を担い、守備では強靭なフィジカルとボール奪取力を武器に相手の攻撃の芽を摘み、攻撃面でも加入から3シーズンで88試合出場13ゴール7アシストを記録するなど躍動した。

2024年1月にベルギーのOHルーヴェンへ期限付きで加入し、リーグ戦15試合に出場。翌2024/25シーズンには完全移籍し、25試合に出場するなどチームに欠かせない存在となっている。今夏、明本の浦和移籍が実現する可能性は低いが、もし加入すれば、SBの層を厚くしたい浦和にとって大幅な戦力アップとなるだろう。

中山雄太 写真:Getty Images

中山雄太(町田ゼルビア)

柏レイソルの下部組織から2015年にトップチームへ昇格し、オランダのPECズウォレやイングランドのハダースフィールド・タウンでのプレーを経て、昨シーズン町田ゼルビアに加入したDF中山雄太。

ボランチや左SB、CBを務めることができるユーティリティ性に加え、左足のキック精度や対人能力の高さが武器である。ドリブルやインターセプトも持ち味で、攻守にわたって当たり負けしない強さも頼もしい。町田では主にCBとしてプレーし、リーグ戦6試合に出場し1ゴールをマーク。今シーズンは主に左WBで18試合出場2アシストを記録している。

複数のポジションをこなせる中山の加入により、浦和の選手層が一気に厚くなるのは大きな魅力だ。実現すれば、興味深い補強となるだろう。


藤原奏哉 写真:Getty Images

藤原奏哉(アルビレックス新潟)