蛇の歩行の不思議

(画像=『FUNDO』より引用)
足のない蛇はどうやって前に進んでいるのでしょうか?
これは結論を先に言ってしまうと、腹板という鱗を引っ掛けて進んでいると考えられています。 そのため、引っ掛かりがない場所では進めません。
蛇には骨がないと思っている人もいますが、実は骨と筋肉の塊です。 個体によって120個~240個もの背骨を持っています。 多い個体だと500個以上の背骨を持つ個体もいるのだとか。
骨が多いからこそ柔軟な動きができ、それらの骨と筋肉、そして腹板を上手に使って前に進んでいます。
フリース生地を進めない蛇
腹板が引っ掛かるところでないと先に進めないため、フリース生地など柔らかい布に置かれると蛇は動けません。 厳密には動こうとしますが、前に進めないのです。
ただ、砂のようにフワフワでサラサラなものであっても、質量のあるものであれば徐々に前に進める蛇もいます。
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蛇の舌が二股になっているのは、匂いと方角を感知するためです。 また、蛇は腹板という鱗で前に進んでいるため、引っ掛かりがないところだと進めません。
苦手な人も多い蛇ですが、そういうところは愛らしいですよね。