しかしそれを終わりと捉えるのではなく、変化のフェーズと受け入れることで、心は軽くなります。

たとえば、「頻繁に会っておしゃべりしていた相手」が「たまに連絡を取る人」に変わったり、「同僚だった人」が「育児について話せるママ友」に変化したりすることがあるかもしれません。

こうした形の変化は、友情を失ったわけではなく、ただ「変わっただけ」なのです。

友情の本質を距離の調整だと理解できれば、新しいフェーズへと進む勇気が湧いてくるはずです。

友情は、必ずしも「ずっと一緒にいること」ではありません。

むしろ、「離れていてもつながっていると感じられる」ことが大切なのかもしれません。

友情を長続きさせるコツは、それぞれの相手に合わせた距離感を見つけることです。

おそらくあなたの周りには、「よくおしゃべりする親友」だけでなく、「たまに会うと最高に楽しい友達」もいます。どちらも大切な友人です。

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参考文献

Why Distance Can Create Intimacy in a Friendship
https://www.psychologytoday.com/us/blog/platonic-love/202507/why-distance-can-create-intimacy-in-a-friendship

ライター

矢黒尚人: ロボットやドローンといった未来技術に強い関心あり。材料工学の観点から新しい可能性を探ることが好きです。趣味は筋トレで、日々のトレーニングを通じて心身のバランスを整えています。

編集者

ナゾロジー 編集部