ルールというと、「堅苦しい」「縛られる」といったネガティブな印象を持たれがちです。しかし、ルールとはむしろ人を自由にするための仕組みです。

ルールが明確にあるからこそ、「どこまでが自由で、どこからが逸脱か」が分かるようになります。そして、そのルールの範囲内であれば、個人は自信を持って判断・行動できるのです。

言い換えれば、ルールがなければ自由は存在しない。ルールがあるからこそ、リーダーは部下に責任を委ねられ、部下は安心して挑戦ができるのです。

まとめ:ルールがある組織は、変化に強くなる

「正解がない時代」に最も危険なのは、各人が自分の価値観や感覚で判断してしまうことです。だからこそ、組織には「共通の判断軸=ルール」が不可欠です。

ルールの明文化とその上司が決めたルールを守らせることが、組織として上司側の意図が下せる環境となるため組織の成長や成果につながると考えます。

変化の時代において成果を出し続ける組織は、実は「自由な組織」ではなく、「ルールに基づいて自由に動ける組織」なのです。

自社のルールを見直すことこそが、あいまいな判断や空気で動く組織から脱却するチャンスとなります。