合意文書の不在は、後の紛争の火種となる恐れがあり、多くの国民にとっても理解しがたい状況です。交渉担当者の姿勢や認識には、ビジネスの基本的なリスク管理の観点からも疑問の声が上がっています。

一方で、トランプ大統領とEUも関税交渉で大筋合意しました。米国はEUに対する関税を30%から15%に引き下げ、輸入自動車にも15%の関税を適用します。EUは見返りとして、米国から約110兆円のエネルギーを購入し、約88兆円を米国に投資します。こちらも15%ということになっています。

日本との巨大な取引

我々は今、日本との巨大な取引を完了した。おそらく史上最大の取引だ。日本は私の指示で5500億ドルをアメリカに投資し、その利益の90%をアメリカが受け取る。この取引によって数十万人規模の雇用が創出されることになる。これまでに類を見ないことだ。