意中の相手を射止めるためには、ライバルを蹴落とすことも必要です。
しかし私たちは「同性なら全員ライバルだ」とみなすのではなく、自分にとって脅威になりそうな存在をピックアップして敵視しています。
では女性は何をもって同性を敵視するのでしょうか?
米テキサスA&M国際大学(TAMIU)の調査によると、女性は「胸の大きな同性」に対して特に攻撃的になる傾向があるという。
この研究の詳細は2024年6月26日付で学術誌『Sexes』に掲載されています。
目次
- 女性はどんな同性を「恋のライバル」とみなすのか?
- 「胸の大きな同性」は敵視される!
女性はどんな同性を「恋のライバル」とみなすのか?

ヒトを含め、生きとし生けるものの至上命題は「命をつなぐ」ことです。
もっと砕いて言うなら、「自らの遺伝子を残す」こととなるでしょう。
この目標をクリアするためには、異性を惹きつけながら同性を蹴落とすための「性間競争」に勝つことが必須です。
ヒトの性間競争については過去に多くの研究がなされていますが、そのほとんどは男性の競争的な行動に焦点を当てたものばかりで、女性の競争行動については詳しく調べられてきませんでした。
そこで研究チームは今回、女性がどのような特徴をもって同性を性間競争のライバルと見なし、攻撃的になるのかを調べることに。
チームは事前の予想として、男性への身体的アピールが最も強いと見られる「女性の胸の大きさ」に注目しました。
特にここではどんな胸の大きさと形が女性の競争心に火をつけるかを検証しています。
では、その調査結果を見てみましょう。
「胸の大きな同性」は敵視される!
本調査では、テキサスA&M国際大学から主にヒスパニック系の女性114名(平均年齢23歳、うち3名が白人)を参加者として協力してもらいました。