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罰則の軽さと取り締まりの現状に潜む問題点

罰則の軽さと取り締まりの現状に潜む問題点

“かぶせ右折”やってない?「早く曲がりたい!」心理が招く危険な運転…重大事故のリスクは
(画像=@yu_photo/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

「かぶせ右折」は違反にあたるため、本来であれば取り締まりの対象となります。しかし、実際にこの違反で検挙される瞬間を目撃したことがある人は、信号無視やスピード違反の検挙を目撃した人の数と比べると少ないのではないでしょうか。

仮に「かぶせ右折」をしたことで検挙された場合、普通車では反則金6,000円、違反点数1点の罰則となる可能性が高いようです。前述の通り、重大な事故につながる危険な運転であるにもかかわらず、その罰則は比較的軽いため、「見逃されている」ケースがほとんどだと考えられます。目的地に早く着くことを目的に「かぶせ右折」を常習しているドライバーにとっては、“ノーリスク”で早く右折できる方法となってしまっているのが現状です。

実際には、「直進してくる対向車の速度や距離を見誤る」「左折しようとする対向車の死角に入ってしまう」「影から横断してきた駆け足の歩行者に気づかない」など、多数のリスクが存在します。しかし、「かぶせ右折」をするドライバーは、安全よりも一秒でも早く目的地に着くことを優先してしまっていると言えるでしょう。

そうしたドライバーが「かぶせ右折」の危険性を自覚するか、あるいは「かぶせ右折」への罰則および取り締まりの強化がなければ、この危険な運転行動が減少することは難しいかもしれません。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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