多くのアングラーが通う場合、どれだけ好ポイントであっても釣り荒れてしまうのは世の常。そんな時、多くのアングラーが狙えないような100m越えのラインを主戦場に出来れば、必然的にチャンスは増える。実際名手の多くは飾りの少ない細めの仕掛けで150m近く遠投し、好釣果を得ている。

置き竿も

大型は引き釣りで釣れることもあるが、潮が速い場所等では置き竿で狙うのも一つの手だ。キャストしてから仕掛けが僅かに引っかかるような場所(海底のミオ筋、起伏、障害物回り)を探して置き竿とし、時折誘いをかける。釣り方としてはカレイ狙いと似ている。

 

夜釣りも視野に

基本的にキスは昼間に活動する魚だが、大型キスの中には夜間に活動するものもいる。夜明け前〜朝マヅメ狙い、夕マヅメ~夜間狙いでポイントに入るのが良いだろう。また、チロリやアオイソメは光るため暗闇に強いので、積極的に使用したい。

大型を狙うなら事前準備がマスト

今回紹介したことを纏めると、実績の高い釣り場に落ちギスシーズンに釣行し、チロリを太仕掛けにセットしてマヅメ時~夜間に置き竿……となる訳だが、なにもここまでやらなくても、実績の高い釣り場に行くだけである程度サイズは揃うだろう。

また、22~23cmクラスの良型を多数釣りたいのであれば、落ちギスシーズンに釣行するのが最も手っ取り早いと著者は考える。いずれにせよ事前の情報収集や準備が非常に大切なので、大型を手にする為にも是非頑張ってみてほしい。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>