それじゃ派閥の人達はただの使い捨てじゃないかって話になるんですが、石破茂は自分の事しか興味が無いので問題とも思わなかったのでしょう。
石破派がたいして続かずに消滅したのは当然だったのです。
さて、昨日の石破の出処進退についての各社の報道を見直すと、8月中に進退を決めるだの7月中に進退を決めるだの特に読売新聞に至っては退陣という号外を配ってましたが、すぐに石破が麻生元総理等との会合で続投を伝えたという記事が出て号外の内容がその日に否定されるという珍事に至っています。
なぜこんなことが起きたのか?
はっきり書きます。
ここからはブログ主の邪推です。
みなさまこのことは頭に入れてお読みください。
ですがこう考えるとなんとなく辻褄が合うのです。
石破茂という自己愛だけが突出していると言われてもおかしくない輩と、良識と配慮を以て筋を通そうとする麻生元総理との差が出たのだと思います。
おそらく麻生元総理は総理総裁に対して「辞めろ」という直接的な言い回しを避けたのでしょう。
これまでの自民党の総理総裁は「選挙に負けたから辞めろ!」などと引き摺り下ろされるような不名誉な歴史を残さないように、責任を取って自ら辞めてきました。
名誉を重んじ筋を大事にして良識を以て人に当たる麻生太郎元総理ならなおのこと総理総裁の出処進退に直接介入するような「辞めろ!」などという言い方は避けるはずです。
それでもこのまま石破が居座れば党は分裂することになります。
なにせその側近を含めて石破総裁をリコールするしかなくなるのですから。
ですので麻生太郎元総理は「このままだと党が分裂するかもしれないからせめて日程は明らかにした方がいい」くらいの事だけは言っていたと想像します。
他方、昨年の10月27日の衆院選敗戦直後に恥ずかしげもなく続投を表明した石破に対して、その居座りを容認したのが岸田文雄と菅義偉でした。
岸田文雄と菅義偉それぞれの派閥を使って総裁選で嘘までついて中間派を寝返らせて 石破を勝たせて自分達が党内権力を握る事に成功したわけです。