体験と意見が重なった瞬間、話は“教訓”に変わるのだ。

相手への配慮の有無で決まる

話が面白いか?面白くないか?結局のところ、これは聞き手の配慮に尽きると思っている。

よく「興味がある人が話せば何でも聞けるし、そうでないなら何を話しても聞いてもらえない」という意見があるがこれは正しい認識ではない。YouTube動画を配信する立場になるとよく分かるが、視聴者が見る動機は「この人に興味がある、ない」というより「面白いか?役に立つか?」が最大の判断基準である。

だからどんな配信者でも動画によって再生数にどうしてもばらつきが出るし、極論「役に立つ話」をするチャンネルなら配信主の正体が不明でもしっかり見られる。

つまるところ、聞き手に配慮できているかどうかがつまらない話、面白い話を分ける差である。「できるだけ相手が楽しい、もしくは役に立つと思う話をしよう」と考えて話す人はやっぱり面白いと思うし、飽きずに聞いていられる引力がある。話は中身以上に気遣いなのだ。

 

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