それでも明らかな負けです。
結果的には安倍晋三総理の時代に集めていた若者、現役世代の層の票がごっそり国民民主党と参政党に奪われた形です。
昨年の衆議院選挙に負けた時点で石破を辞めさせるのが岸田文雄と菅義偉のやるべき仕事でした。
ですが手に入れた権力を手放したくないがために石破の居座りを容認してずるずると引っ張って来ました。
その結果がこれです。
昨年の総選挙で負けた時にその後に勝つための戦略など何一つ考えず、せっかく握った自分達の権力を手放さない方法として石破茂の居座りを容認したのですから、必然の結果でした。
幹事長や大臣時代も責任からは逃げ回る事を優先した石破茂でしたが、党内ニート状態で、自分はできもしないくせに大上段から悪口を言うだけ。
そんな状態を長年続けていました。
そんな人物が総理になってまともな仕事などできるはずがありませんでした。
しかも岸田派と菅義偉派がバックという都合から徹底した清和会外し(小泉進次郞は実状は菅義偉一派)を前提とする人事のため、なんらかの問題を抱えていて党内で干されていた人達を重要閣僚に当てる始末。
それでも選挙向けに減税をしようと減税に言及してみたら飼い主である財務キャリアファーストの岸田一族に叱られたのか、すぐに減税を撤回するというのをくり返し支持率低下。
支持率が下がりきって、もはや国民が石破の声なんて聞いてくれなくなっているのになお総理の座に居座り続ける事しか考えておらず、いたずらに時間を浪費してきたのが岸破政権だったと思います。
それで選挙対策に「2万円配るかもー、住民税非課税世帯はさらに+2万円だよー」という岸田政権から続く住民税非課税世帯を優先することで高齢者にお金をばらまいて票を集めようとする手に出ました。
安倍政権の時は支持してくれていた現役世代に見放された。
この岸田政権の時からハッキリと数字に出ていたことが問題なのであるのに。