その日本の若者は親のしつけや学校のコンプラで「怒られたことがない」ために社会に出て様々なプレッシャーにおののき、ストレスを溜める人も多く、精神科にかかる人が増えているという話は以前させていただきました。
汗をかく=苦労をすることは「昭和のおっさんの思い込み」と指摘を受けます。私も最近はあまり言わないようにしているというか諦めました。時折食らいつくタイプの猛者にも出会いますが、非常にまれ。その一方で要領よく年収1000万円以上平気で稼ぎ出す20代の人がいるようですから私が何か語っても無意味なのだと思っています。
若者と話していて「これ知っているか?」と話題を振ると即座にスマホで検索し、「あー、なるほど。こういうことですね」と即座に分かった気になったような返事が返ってきます。もちろん彼らはわかっちゃいないのですが、見たことでわかった気になっています。特に画像系で印象を頭に焼き付ける感じでしょうか?いわゆる深堀は一切なし。だけどそんなのお構いなし。なぜなら若者同士、誰も深堀しておらず、表面の会話で終わっているからでしょう。
初めて行くレストランでも下調べをしたのかメニューを見ながらウンチクいっぱいで「この店ではこれを頼まなきゃ」。確かに外すことなく、なるほど旨いわけです。要領がよく1000円で得られる満足度を最大限に引き上げていると言えましょう。
街中でよく見かけるようになったChocoZAP。隙間時間にエクササイズ。スーツのままでちょっとウォーキング。これで今日も健康に良いことをした気になれるわけです。
多分、社会全体が楽な方にどんどん流れており、自分に精神的、肉体的に負荷をかけることを避ける傾向はより強まるのでしょう。ある記事にインドではジーンズのジッパーが良く壊れるそうでジッパーだけを修理するところがあるそうです。日本ならそんなジーンズ、即廃棄でしょう。豊かになったのですが、私はそれが真の豊かさなのかはわかりません。