石破氏が辞めないとするご本人の心の内を想像するに ①「負けてたまるか」というド根性論が先行 ②アメリカとの関税交渉を中途半端にできない ③中国との関係改善が進んでいる途中 ④他に誰がいる? ⑤まだ開票中だから弱気なことは言えない ということではないかと思います。一方、内閣改造をするといっても石破氏のお友達人事も底が知れているのでインパクトある改造にはならないでしょう。
まずは選挙結果を受けて自民党内での不満が一気に爆発、2番目に野田氏は今回こそ真剣に内閣不信任案を提出する気がありそうだということを踏まえればまずは石破氏の辞任は避けられないとみています。それを受け、次の自民党総裁が首相になるのでしょう。誰になるかは私は以前から申し上げている通りで、一択しか思いつきません。(つまりこれほどの難局をかじ取りできる人は人気のあるなしとは別次元の判断が働くと見ています。)
今回、酷かったのが公明党で斉藤氏の演説は聞くに堪えませんでした。とにかく政策よりも一票、土下座してでも一票という感じで創価学会会員の高齢化とその関連政党という時代は既に役割を終えたと見ています。よって自民党から見れば自民党より早いスピードで劣化が進む公明党といつまでも連立を組んでいるのは長い目で不利です。
現在の自公は共に年寄りにファンが多いのです。現役世代、特に働く世代に焦点を当てた政策スタンスが欠如しています。自公は失われた30年の片棒を担いだといってもよいでしょう。ようやく一部の野党がヤジ党ではなくなりつつあり、政治の成長はみられるようです。一方で自民が野党の特定政党と連立を組む場合、烏合の衆で素人集団の参政党はまだその実力と地盤が固まったわけではなく、連立の対象外でしょう。一番可能性があるのは国民民主で維新も取り込みたいぐらいだと思います。この連立組み換えにより右寄りの参政に対して中道右派の与党、中道左派の立憲、左派の共産という区分仕分けが国民にも理解を得られやすいかもしれません。