落とし込みにシフトするも、数回シャクっただけでちくわが取れてしまう。どうやら改良が必要のようだ。こうして試作リグは失敗に終わってしまった。

良型が上がったスポットへ

エサからルアー釣りに移行。とりあえずスプーンやらメタルバイブやら、手元にあるものを手当たり次第に投げてみるも、これがまったく釣れる気配なし。愛知県の釣り場は超ハイプレッシャーで知られている通り、完全にスレている。

隣の釣り師からアドバイス

しばらく粘っていると、隣でブッコミ釣りをしていた地元の釣り師から良型が揚がったスポットを教えてもらった。橋の下流側の手前とのこと。そうとわかればさっそく移動だ。

「第一印象はまさかの臭っ!」苦節20年で人生初のブラックバスが釣れた【豊田市水源公園】釣れそうな気配(提供:TSURINEWSライター田中優丞)

スピナーで人生初バスGET

教えてもらったスポットで、今度はトラウト用のスピナーを投げてみた。バス釣りでスピナーを使う物好きなどそうはいないだろうから、上手くバスを誘い出せるとかもと踏んだのだ。足元の近くまでゆっくりと巻いていると、大きな魚影がゆっくりとルアーを追ってきているのが見えた。バスだ。

「第一印象はまさかの臭っ!」苦節20年で人生初のブラックバスが釣れた【豊田市水源公園】高級スピナー・ニアキス(提供:TSURINEWSライター田中優丞)

実物を見たことはない筆者でも一目でわかるほど、それはそれはバスらしいバスだった。狙い通り、ルアーに興味を持ったようだ。

足元でヒット!

捕食スイッチを入れてやるため、足元で軽くトゥイッチを加えると…勢いよく喰いついた!さあ、ここからがルアー釣りの醍醐味、魚との激しいファイト!……といきたいところだったが、なにしろヒットしたのは足元。抵抗される間もなく、そのまま抜き上げてしまった。

「第一印象はまさかの臭っ!」苦節20年で人生初のブラックバスが釣れた【豊田市水源公園】しっかりフッキング(提供:TSURINEWSライター田中優丞)

釣ったというより「吊った」といったほうが正しいだろう。あまりのあっけなさに、感慨もなにもあったものではなかった。

初バスの第一印象は「臭い!」

さて、念願の初対面を果たしたバスの第一印象はというと……臭っ!!いや本当に臭い!!生臭いというよりは青臭い。バスは臭いことで知られているが、想像以上だった。