アタリが出た時のアワセは、付けエサの大きさで最良策が異なってくる。小さなエサの場合は最初のアタリで即アワセ。大きめのエサを使っている場合は、一旦ミチイトを張らず緩めずの状態にテンションを緩めてから聞きアワセでハリ掛けさせる。
運よく30cmオーバーのイシモチやカレイが掛かったら、船長か仲乗りにタモ取りをお願いしよう。
釣りファンで大賑わい
東京では10週連続で雨模様の週末が続き、貴重な晴れ間を期待した当日は大勢の釣りファンが集まった。
出船1時間前に船宿に到着。店横の乗合船別座席札ボードからシロギスのボードを見ると、左右前寄り2番目の席札が残っていた。そこで左舷に江原さん、右舷に私が入ることにした。

店内で乗船手続きを済ませてから、店前の船着場からキス乗合船として配船された吉野屋丸に乗船。出港前に乗船札の回収とエサが配布され、助川直弘船長から航行中の注意と釣り場の木更津沖まで約1時間走ることが告げられる。左舷11人、右舷11人の釣り人を乗せて7時半に出港となった。
8時半に水深7m前後の釣り場に到着。天候は薄曇りのち晴れ、風は微弱で北東から午後には南に変わり、波高は1m以下のナギ。潮色はきれいな緑色。潮汐は7時ごろの満潮から15時過ぎの干潮まで一日を通して下り潮。左右のトモが潮先。
大型狙いのタックル
ヤマダテが決まり船首が風上へ向けられて安定すると船長から「水深は7mです。はい、どうぞ」と仕掛け投入OKの合図が出て、エンジン流しで実釣開始となった。

私が出したタックルは、様子見で胴突き仕掛けの1本。海底のゴミやゲストが少ないようなら、途中から天ビン仕掛けに切り替える作戦だった。
