また、クロソイやタケノコメバルなどは獰猛なうえに餌を多く取り成長スピードも他のロックフィッシュに比べ少し早く大型化すると、かなりのパワーがあり狙っていてもヒットした瞬間一瞬で根に突っ込まれてラインを切られることもあるので、初心者の方はソイの多い地域では油断は禁物だ。
毒魚にご注意を!
ここまでは身近で釣りやすく人気のある魚を紹介してきたが、そんな身近にいるロックフィッシュの中には毒を持つ物も存在する。代表的なのがオニオコゼだ。
オニオコゼは青森~九州南岸の海でみられ、ロックフィッシュを狙っていると稀に釣れることがあり、瀬戸内海での漁獲量が日本で一番多く、筆者の地元である岡山でも市場やスーパーには必ずと言っていいほどよく売られている。
背びれの棘に強い毒を持ち、刺されると凄まじい激痛が続くという。見た目からいかにもやばそうな姿をしているが、味はロックフィッシュのなかでもトップクラスで状態やサイズの良いものはかなり高値で取引されている。
とは言え、釣り初心者の方にとっては毒を持つ魚を扱うのはかなりハードルが高く、もし釣れてしまったとしても決して不用意には触らないようにして欲しい。
<明石健太郎/TSURINEWSライター>