多分ですが、フォールが多少安定して食わせやすくなるのか、あるいは若干レンジが変わるのか?……海の中では何かしらの変化があるようです。使っている本人には“変化が全く分からない”のですが、実績として風のある状況で使用することがある、「オカルト的要素満載」な私の引き出しのひとつです。
ノットにひと工夫
細いエステルだとノットを組む時に切れてしまうことがあります。そんな時は、エステルなどのメインラインとメタルラインの間に、5〜10cmくらいの通常のリーダーを中間リーダーとして挟んだり、エステル側だけダブルラインにしてメタルラインとノットを組んだりしています。
ロッドが長めの場合は、メタルラインの先にさらにフロロやナイロンをリーダーとして使い、スプリットのシンカーや重りを一点に集中させるのではなく、メタルラインで重さを分散させるようなイメージでセッティングすることが多いです。
注意点
ガイドもメタルラインも傷つけたくないので、私はトップガイドより内側にはなるべくメタルラインを入れないように注意しています。
また、メタルという響きから強そうに思えますが、クルクルになりやすく、頻繁に糸交換が必要など、扱いはけっこう面倒です。ちなみにアジ以外にも、エギングにチヌメタルを使用し、実績があります。
2. 中通し式のシンカーを使う
強風時にジグヘッドを重くしすぎると、フォールスピードが早くなりすぎたり、動きが機敏になってアジの反応が悪くなることがあります。そんなときに活躍するかもしれないのが、中通し式の軽量シンカーです。
通常のジグヘッドに、0.06〜0.2g程度の中通しシンカーをプラスすることで、フォールスピードを補いつつも、誘導式であるためジグヘッド本来のナチュラルな動きが維持されやすく、安定したフォール、吸い込まれやすさ、フッキングのしやすさも感じられます。
ジグ単の感覚を保ったまま、ただ入れるだけで風に対抗できる“隠し技”的なセッティングです。