左サイドハーフ(SH)を主戦場としており、卓越した細かいボールタッチと敏捷性を武器に、積極的にドリブルを仕掛けてチャンスを演出する。また、ファーストディフェンダーとしてボール保持者にすぐさま寄せる動きで相手チャンスの芽を摘むなど、攻守において力量を発揮。昨シーズンはJ2リーグでキャリア最多の34試合出場3ゴール7アシストと才能を開花させたが、今シーズンはここまでわずか11試合の出場にとどまっている。
7月7日に同ポジションのライバルMF増山朝陽が町田ゼルビアに完全移籍したことでチャンスが生まれてはいるが、笠柳が上のカテゴリーでのプレーを望んだ場合には移籍が実現するかもしれない。

マルクス・ヴィニシウス(FC今治)
出身地であるブラジルで複数クラブを渡り歩いた後、2022シーズン開幕直後に当時J3のFC今治へと移籍したFWマルクス・ヴィニシウス。初年度はリーグ戦29試合出場9ゴールと大活躍し、翌2023シーズンはエースとして背番号「10」を背負い、35試合出場8ゴールとチームを牽引した。昨シーズンはJ3で36試合出場19ゴールと覚醒し、リーグ得点王を獲得。チームのJ2昇格に大きく貢献した。
マルクスの武器は、足元の技術の高さに加えて爆発的なスピードとゴールレパートリーの多さ。今シーズンもJ2リーグで20試合に出場し8ゴールと、得点ランキングでは5位タイに位置し(7月9日時点)、好調を維持している。
現在、新潟で主に出場している外国籍選手はMFダニーロ・ゴメスのみ。外国籍選手をいかに獲得し活用できるかという点も、ターニングポイントになりそうだ。