これは自分自身、えらそうなことをいえず反省しなければいけないと思っている。筆者の場合はスマホではないが、記事や動画発信を通じて毎日ネット上でたくさんコミュニケーションを取っているので「寂しい、誰かといたい」という感覚がまったくない。少なくとも独立してからは「さみしい」と感じた瞬間はまったく記憶にない。
元々、一匹狼気質で昔から一人行動が多かったというのもあるが、「自分から連絡をして直接人と会う」というのは家族を除いてもう何年もない。オンラインのやり取りで心が満足しているのだろう。
仕事でメディア出演をしたり、子供の学校や保護者といったコミュニケーション相手はいるので、毎日必ず家族以外の人間とも会話はする。だが、インターネットがない時期は自分から連絡を取って、もっと直接人と会ったり、遊んだり会話していたように思う。
スマホデトックスは必須
元々がPCのヘビーユーザーというのもあり、スマホは仕事や勉強以外では使わないようにしている。その気になればいくらでも楽しめることは知っているが、それをやり始めるとたくさん失うものがあることを肌感覚でわかっているから意識して距離を置くようにしている。さらに筆者のスマホには仕事や勉強関係のアプリしか入れていない。
デジタル機器を使えるということは現代社会の必須スキルのひとつなので、すべてをアナログで頑張ることもまた非効率になる。だからスマホを完全に排除することは難しいが、やりすぎると人生で失うものも多くなるという難しい舵取りを迫られるのが現代社会だ。
個人的に最も理想的なのが「デジタルごとはPCを使う」ということだと思っている。これなら机の前にいる時しか触らないで済む。PC以外の時間はそれ以外の活動に集中できる。せっかく旅行先にいるのに、SNSに意識が向くのは非常にもったいないことだ。だが、PC使いならこの問題は起きない。ゆえにデジタル機器とのちょうどいい距離感になる。