正解:B. 布団を畳んで押し入れに入れる
四国でも「なおす=片づける」が健在。古語“なほす”の「元どおり整える」から発展した方言だと考えられています。
Q5. 山口県のレストランで店員さんが「カバンはイスの下になおしてください」と案内しました。あなたはどうする?

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A. カバンの壊れたファスナーを直す B. カバンをイスの下に置く C. カバンをレジ横の修理コーナーへ預ける
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正解:B. カバンをイスの下に置く
中国地方西部も“収納”派。店員は「カバンをしまって足元を広くしてね」という意味で声をかけています。
結果発表
5 問中 4〜5 正解:方言マスター! 西日本での会話もバッチリです。
2〜3 正解:あと一歩! 「なおす=片づける」を覚えれば大丈夫。
0〜1 正解:標準語どっぷり派。旅先で混乱しないよう、もう一度クイズを見返してみてください。
コラム|どうして意味が分かれたの?
「なおす」は奈良時代の文献に“治す・直す・整ふ”の広い意味で登場します。形を正す=修理 と 位置を正す=収納 の両方が含まれていたのです。 その後、関東方言では修理のニュアンスに絞られ、近畿〜九州では収納の語感が残りました。国立国語研究所の『方言文法全国地図』でも、この語義分布がくっきり帯状に示されています。
方言は誤用ではなく地域文化の証。意味の食い違いに気づいたら、笑って確認し合う余裕がコミュニケーションをより豊かにしてくれるはずです。