4. 歯と髪と爪が詰まった「魔女の瓶」

リフォームで暴かれた「いわくつき物件」の恐怖実話5選!壁から白骨遺体、靴箱にミイラ化した赤ちゃん…の画像5
(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI))

 2019年、イギリスのワトフォードで16世紀のコテージを改築していた建設作業員が、暖炉の土台から崩れかかったレンガを取り除いていた時、蝋で封をされた陶器の瓶を発見した。中に入っていたのは、人の髪、爪、鉄の釘、ガラスの破片、そして人間の歯が数本、どろりとした黄色い液体に浸かっている、というおぞましいコレクションだった。

 考古学者はこれを「ウィッチ・ボトル(魔女の瓶)」であると特定した。これは1500年代から1700年代にかけて、悪霊を追い払ったり、魔術から身を守ったりするために作られた、一種のお守り(呪具)である。瓶は通常、超自然的な力が家に入ってくると信じられていた暖炉の下や玄関の敷居の下に埋められた。

 中に入れる髪や爪は家主自身のものが使われ、尿などの体液と混ぜることで、個人的な魔術的シールドを作り出した。釘やガラスといった鋭利なものは、家に害をなそうとする悪霊を突き刺したり、捕らえたりする意図があったとされる。この瓶が特に不気味だったのは、中の歯が子どものものだったことだ。親が家族全員を守るのに十分なほど強力なお守りを作るため、我が子の体の一部を使った可能性が示唆されている。

5. 階段に埋め込まれた隠しカメラ

 2025年初頭、アイルランドで古い農家をリフォームしていた家主は、ぞっとするような発見をした。階段に、上の主寝室を正確に狙うように設置された、目立たない隠しカメラが埋め込まれていたのだ。床板を張り替える作業中、踏み板の下にカモフラージュされた小さな有線レンズを発見。ケーブルは壁の中に這わされていた。

 カメラは明らかに意図的に設置されたもので、一般的なホームセキュリティシステムの一部ではなかった。誰が、いつ設置したのかを示す手がかりはなく、捜査の糸口はつかめなかったが、誰かが寝室を密かに録画していたという事実は家主を深く動揺させた。

リフォームで暴かれた「いわくつき物件」の恐怖実話5選!壁から白骨遺体、靴箱にミイラ化した赤ちゃん…の画像6
(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI))

 紹介した事例はいずれも海外のもので、「魔女の瓶」や古い暖炉など、日本ではあまり馴染みのないものも含まれている。しかし、家という最もプライベートな空間に、他人のおぞましい秘密や悪意が物理的に残されているという恐怖は万国共通だろう。

 もしあなたがリフォーム中に、説明のつかない奇妙なものを発見してしまったらどうするだろうか。それはただの古いガラクタか、それとも前の住人が残した何らかの「念」やメッセージなのか。

 次に壁を壊すとき、床板を剥がすとき、その向こう側には一体何が待っているのか。私たちは家の歴史そのものを引き継いでいるのかもしれない。あなたの家は本当に大丈夫だろうか。

参考:Listverse、ほか

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。