もう1つは防衛と装備品の問題です。装備品は日米関係が180度転換しない限りアメリカは日本に売ってくれると思います。向こうは商売ですから。その間に自営する準備を進めるしかありません。防衛については現在のアメリカの存在は一種の保険だと思っています。いざ、何かあった時、アメリカがどこまで関与するかは時の政権次第だと思っています。よって保険料を払っても保険金が下りるとは限らないとするならこちらも自立する機運が出てもおかしくはないのでしょう。
トランプ関税は日本を覚醒させる可能性があり、逆説的ですが、日本にとってチャンス到来、従前の考え方をすべて見直す機運すら高まってきてもおかしくないのです。いや、そうならなければいけません。「アメリカにすがる日本」は美しくないと思います。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年7月8日の記事より転載させていただきました。