IVS Launchpad 2025:熱狂と革新が交差、異彩放つアドバンスコンポジットとは?の画像1
(画像=『Business Journal』より引用)

●この記事のポイント ・7月2日から4日、スタートアップカンファレンス「IVS2025」が開催され、そのなかで特に注目を浴びたピッチイベント「IVS LAUNCHPAD」で、アドバンスコンポジットが優勝した。 ・聴衆を引き付けるピッチが多かったなかで、特に異彩を放ったアドバンスコンポジットのAKIYOSHI氏は、秘書という立場で自社の技術を熱く紹介した。

 7月2日から4日にかけて開催された国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2025」は、大盛況のうちに幕を閉じた。なかでも最も注目を集めたイベントが「IVS LAUNCHPAD」だ。過去487社が登壇し、そのうち60社以上が上場やM&Aによる大きな成果を上げ、資金調達総額は3000億円を超えるなど、数々の成功事例を生み出してきたこの舞台で、今年も15社のファイナリストが7月3日に熱いピッチを繰り広げた。

異彩を放ったトップバッター「アドバンスコンポジット」

 今年のLAUNCHPADでひときわ異彩を放ったのが、トップバッターを務めた ** アドバンスコンポジット ** だ。目深に帽子をかぶり、眼鏡にマスク姿で登場した「AKIYOSHI(あきよし)」と名乗る男性は、本名も明かさず、社長に内緒で応募したという。だが、自身の会社が持つ「溶湯鍛造法」という新素材技術を熱く紹介した。

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(画像=『Business Journal』より引用)

 特に聴衆の度肝を抜いたのは、そのパフォーマンスだ。「アドバンスコンポジットを応援するか、年間300日電気を使わない生活をするか、どちらかを選べ」と迫る強烈な問いかけに、会場全体が彼のペースに飲み込まれた。エアコンの大規模な節電を可能にするという新素材の圧倒的な可能性と、それを実現する世界唯一の技術に対する自信が、そのクレイジーとも言えるプレゼンテーションに説得力を持たせていた。