かといって優秀な社員をロボットのようにくぎ付けで縛り上げてしまうのもどうかと思うのです。大阪王将という餃子を中心とした中華レストランチェーンがありますが、ここは店長の采配でグランドメニューとは別に店ごとにオリジナルがあります。これなどはフレキシビリティの好例でしょう。

世の中の移り変わりは激しく、昨日の常識は今日の非常識にすらなりかねません。裁判で法律にこう書いてあるという主張は最近は通じず、判例が判断基準となり、裁判もケースバイケース。つまり法律で守らえているという時代ではないのです。トランプ氏が剛腕の主張を繰り返すのも社会秩序のロードマップを変えようとしているからでそれが国際世論や国際法、国内法に違反していようがグレーゾーンであろうがお構いなしなのは時代遅れの成文化された法律ではもはや対応できない時代にあるとも言えないでしょうか?

フレキシビリティある社会とはそういう社会背景も大いにあると思います。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年7月7日の記事より転載させていただきました。