就職して10年も経てば、会社ではそれなりの地位と給料をもらえるようになりますが、結婚をして家族が増えると、移動にクルマが必要というケースは多くなります。 そのいっぽうで、子育てにはなにかとお金が掛かるので、クルマに回すことができる費用は、それほど無いというのが実情です。 そこでここでは、150万円を目安に購入できる、家計に優しいミニバンを5台ピックアップしてみました。

高級フルサイズミニバンなら日産 エルグランド

日産 エルグランド 2020
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

1997年のデビュー時は、時代を牽引するクルマとして注目を集めた日産 エルグランドですが、現在はトヨタのアルファード/ヴェルファイアの影に隠れてしまっています。 とくに2010年の発売でロングセラーとなっている現行型(E52型)は、基本設計の古さを隠しきれていないように思います。そんな理由もあって、日産は次期エルグランドのティーザーイメージを早々と公開したのでしょうね。 いっぽうで、中古車で購入することを考えると、原稿エルグランドは車格と装備に反してお買い得感が高くなっています。 ライバルのアルファードの中古車平均価格が約400万円であるのに対し、エルグランドは約195万円。150万円以下でも、程度の良い個体を手に入れることができます。 ただし、もともとが高級車なので年式はそれなりで、メインは一部改良を受けた2016年式以前のモデルになります。 パワートレインは、2.5Lガソリン(レギュラー仕様)もしくは3.5Lガソリン(ハイオク仕様)で、ハイブリッドの用意はありません。 室内は、2列目がキャプテンシートの7人乗りと、ベンチシートの8人乗りがあり、家族構成や好みによって選ぶことができますが、中古車市場では7人乗りのほうがタマ数は多いようです。 サードシートが床下収納になっていることは、エルグランドの美点で、ラゲッジの床は少し高くなりますが、跳ね上げ式と違ってサードガラス付近がすっきりと圧迫感がなく快適です。 グレードは、おおきく分けるとハイウェイスター系を筆頭に、XG系、ライダー系、オーテック系の4つ。なかでもハイウェイスター系の「プレミアムアーバンクローム」はグリルのメッキ処理や内装の本革化などゴージャスな仕様となっておりおすすめです。