日産自動車は、台湾の鴻海精密工業と電気自動車(EV)分野での協業に向けた協議を始めました。神奈川県横須賀市の追浜工場で鴻海のEVを生産する案が検討されており、実現すれば工場の存続や従業員の雇用維持、国内の部品供給網の確保につながると見られています。
日産、鴻海とEV生産を協議 神奈川の追浜工場存続へ
👉これが日産の生きる道…。U2
— Sawako Yasuda/Street Insights (@Street_Insights) July 6, 2025
日産は2027年度までに世界の完成車工場を17から10に削減する方針を発表しており、追浜工場と日産車体の湘南工場が国内の統廃合候補に挙がっています。追浜工場は、現在「ノート」などを生産していますが、稼働率は低迷し、採算ラインを大きく下回っています。
日産の追浜工場、7~8月は大幅減産で稼働率2割に…「ノート」販売不振でB4Kf9#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) June 28, 2025
鴻海はEV分野での事業拡大を図っており、日本国内での生産拠点確保に意欲を示してきました。今年5月には三菱自動車とのEV供給で合意し、三菱ふそうへの供給も調整中です。追浜工場の活用には日産との合弁設立も視野に入れられており、実現すれば日産にとっても稼働率向上やコスト削減のメリットがあります。
【日産、鴻海とEV生産で協業を検討】
◾︎日産は鴻海精密工業とEV分野の提携に向け協議開始◾︎統廃合の候補とする追浜工場で、鴻海のEVモデルの生産を検討◾︎追浜工場の活用に向けては日産・鴻海で合弁設立も視野◾︎追浜工場は鴻海以外への売却案も存在X1bJSjxom pic.twitter.com/Eq3inKw2xz
— アーバンdev (@urbandevelopm17) July 6, 2025