一方で、高校入試における内申点の扱いが残る限り、「主体性」を外しても根本的な解決にはなりません。内申点そのものの信頼性が揺らいでいるなかで、選抜制度の見直しを同時に進めなければ、子どもたちは勉強の面白さに気づく前に引き続き「忖度力」を競わされることにます。

主体性や感性、思いやりといった情意面は、数値評価になじまず、そもそも教育の目的として内面を“点数化”することに無理があります。

しかし、その内面を重視してきたのはほかでもないJTCなのでした。