2021シーズンから水戸ホーリーホックで4シーズンを過ごし、今シーズンから徳島ヴォルティスに移籍したDF山田奈央。
藤枝MYFCとの開幕戦(2-0)でスタメンに抜擢されると、以降は第21節の水戸戦(1-1)を除くすべての試合でフル出場を果たしている。
身体能力の高さやフィジカルの強さ、足元の技術の高さなどが持ち味で、攻守において要所でプレーに関与している。特に対人守備に強く、相手のチャンスの芽を摘む働きが光る。攻撃面では、最終ラインから精度の高いパスで好機を生み出すほか、セットプレーからの得点も期待できる。
2018年9月に行われたAFC U-16選手権の日本代表にも選出されており、国際舞台も経験済み。シーズン毎に着実にステップアップを遂げている22歳は、近い将来、日の丸を背負っている可能性も高い。J1でのプレーこそ未経験ではあるが、能力は十分。川崎入りが実現すると非常に面白い選手の一人である。

藤井陽也(KVコルトレイク)
2019シーズンから名古屋グランパスで5シーズンプレーしていたDF藤井陽也。2024年1月からベルギーのKVコルトレイクへ期限付き移籍し、同年6月に完全移籍している。
CBを主戦場としており、守備では1対1の強さや空中戦の強さ、裏のスペースをカバーする能力に長けている。攻撃面では、相手のタイミングをずらしたドリブルや正確なロングフィードが武器で、攻守での活躍が期待できる。
昨年8月25日に行われたシャルルロワ戦(0-1)で味方選手と衝突し長期離脱。すると守備の安定感を欠いたチームは、結果的に2部降格が決定した
2026年に行われる北中米W杯の日本代表メンバー入りを見据えるなら移籍の可能性は十分にあるだろう。候補の一つに川崎の名前が挙がってもおかしくない。