東京ヴェルディの下部組織に所属していたDF谷口栄人は、国士舘大学卒業後、東京Vのトップチームに加入。緑のユニフォームに袖を通している。

身長181センチのCBであり、次のプレーを読む眼や現代サッカーに求められる最終ラインからのビルドアップ能力、身体を張ったディフェンスに定評がある。特にチームのピンチには、身体を投げ出して数多くの失点を防いできた。前述の谷口彰吾と同様、クールな顔立ちの内側に熱い闘志を秘めている。

2022年のプロ初年度は、J2リーグで34試合出場1ゴール。2年目の2023シーズンには副キャプテンとして20試合出場1ゴール、J1に上がった2024シーズンは29試合出場5ゴールを挙げており、チームをリーグ6位フィニッシュに導いた。

今シーズンもJ1で21試合に出場している主力選手ではあるが、川崎が提示する金額次第では移籍も十分考えられるだろう。


アビスパ福岡 写真:Getty Images

安藤智哉(アビスパ福岡)

当時J3のFC今治やJ2の大分トリニータを経て、今シーズンからJ1のアビスパ福岡でプレーしているDF安藤智哉。

190cmの長身による空中戦の絶対的強さのほか、足元の技術の高さもあり、最終ラインから正確なフィードで攻撃を組み立てることが出来る。DF登録ながら得点力にも優れており、2022シーズンの今治時代にはJ3で29試合出場6ゴール、今シーズンもここまでJ1で21試合出場4ゴールを記録している。

開幕戦の柏レイソル戦(0-1)こそ控えに回ったが、翌節のガンバ大阪戦(1-2)から不動のCBとしてレギュラーに定着しており、チームに欠かせない戦力となっている。今最も勢いに乗っているDFと言えるため、移籍金を払ってでも獲得したい選手だろう。


山田奈央(水戸ホーリーホック所属時) 写真:Getty Images

山田奈央(徳島ヴォルティス)