② グリュック王国(北海道)

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北海道帯広市に存在したグリュック王国は、ドイツの街並みを再現したテーマパーク型遊園地。

レンガ造りの建物や石畳、洋風の塔などが立ち並び、異国情緒あふれる観光地として一世を風靡しました。

開園当初は観光客でにぎわいましたが、道内の競合施設の台頭やアクセスの悪さなどが影響し、徐々に客足が遠のいていきました。

年に閉園。その後、施設の一部はドラマや映画のロケ地としても活用されたものの、現在はほぼ完全な廃墟状態となっています。

その美しい外観の名残と荒れ果てた雰囲気の対比が、訪れる人に独特のノスタルジーを与えています。

③ 奈良ドリームランド(奈良県)

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かつて「日本のディズニーランド」とも呼ばれた奈良ドリームランド。

1961年に開園し、巨大な城やパレード、コースターなど本家を彷彿とさせる演出で話題となりました。

最盛期には年間100万人以上を集客したといわれます。

しかし、1983年の東京ディズニーランド開園を境に、客足は急減。やがて競争に敗れ、2006年に閉園。

園内の建物やアトラクションはしばらくそのまま残され、廃墟マニアの間では“聖地”のような存在となっていました。

2017年に解体されて現在は更地となっていますが、その名残はネット上や写真集の中で今も語り継がれています。

④ 横浜ドリームランド(神奈川県)

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東京近郊の一大レジャー施設として1964年に誕生した横浜ドリームランド。

大型プールや観覧車、ローラーコースターに加え、ホテルやスケート場なども併設された複合型施設でした。

しかし運営母体の経営悪化や施設の老朽化が進み、1990年代には来場者が激減。1997年に閉園となりました。

その後、敷地は教育施設などに転用され、遊園地の姿はほぼ完全に失われています。

とはいえ、一部の建造物がしばらく残っていたことで都市伝説的な“取り残された施設”として噂されることもありました。