かつて子どもたちの笑顔と歓声で賑わっていた遊園地。
家族や友人と過ごした思い出の詰まった場所が、今では人けもなく、静まり返った廃墟となっている──そんな“夢の跡地”が全国各地に存在します。
時代の流れとともに役目を終えた遊園地たちは、今もその面影を残しながら、静かに朽ちていく姿をさらしています。
この記事では、廃墟となった日本の遊園地の中から、特に有名で印象的な5つのスポットを紹介します。
かつての賑わいを思い出しながら、都市伝説的な噂や現地の今についても触れていきます。
目次
① 化女沼レジャーランド(宮城県)② グリュック王国(北海道)③ 奈良ドリームランド(奈良県)④ 横浜ドリームランド(神奈川県)⑤ 生駒山上遊園地(大阪府)※部分的に現存おわりに ## ① 化女沼レジャーランド(宮城県)

1979年に宮城県大崎市に開園した化女沼レジャーランドは、化女沼ダムのほとりに広がる自然と調和したレジャー施設として、多くの家族連れやカップルに親しまれていました。
園内にはメリーゴーランドやジェットコースター、観覧車などの定番アトラクションのほか、宿泊施設や温泉設備も併設されており、1日中遊べる“総合レジャーパーク”として地域に根付いていました。
しかし、1990年代後半の不況やレジャー志向の変化により、来園者数が減少。
2001年に閉園し、その後は誰にも使われることなく、静かに朽ちていく姿をさらしています。
現在では錆びついた遊具や、風雨に晒されたアトラクションが廃墟ファンに注目されており、“宮城県最恐の心霊スポット”と語られることも。
かつての賑わいがそのまま時を止めたように残されている光景は、どこか哀愁とロマンを感じさせます。