魚探を見ていると、カタクチイワシの群れの下にマダイの反応が多数見える。この反応が入ってくるのを見た時は、やはりテンションが上がる。更に更に余談だが、カタクチイワシに引っ張られたのか7〜8㎏の大型サワラの再回遊も見られた。

静岡沖の乗っ込みマダイをタイラバで攻略!【ロッド・リール・ライン・タイラバの選び方を解説】キャスティングでサワラも釣れる(提供:TSURINEWSライター・山口悟)

そんな好景気な状況だが、やはり海の魚。一にも二にも、潮の状況次第なのだ。魚探の反応は盛大だが、口を使わない……なんて状況が多々ある。

時合いは短い

基本的に時合いは短く、実釣中にチャンスが訪れるのは潮替わりのタイミングで1〜2回程度ということが多い。最近は水温の上昇に伴って、潮の動きが緩い日も目立ってきた。相手は、スポーニングに絡んで神経質になっているマダイだ。

ブラックバスのように産卵期特有の威嚇バイトを期待できるわけでもなく、相手はあくまで野生。毎回イージーに釣れるわけがないのは当然のことだ。

その日の潮に合わせて、マダイに違和感なく口を使わせるためには、どんなリーリングスピードが最適か。ネクタイのボリュームやカラーはどうか。シンプルであるがゆえに奥が深いタイラバゲームを、もっと深く理解していきたいと感じている今日この頃である。

静岡沖の乗っ込みマダイをタイラバで攻略!【ロッド・リール・ライン・タイラバの選び方を解説】考え抜いたタックルでの釣果は嬉しい(提供:TSURINEWSライター・山口悟)

今後の展望

5/22現在、相変わらずカタクチイワシの群れは確認できる。また、カタクチイワシにコサバが混在してきた。やはり潮次第になるが、引き続きマダイは釣れている。

静岡沖の乗っ込みマダイをタイラバで攻略!【ロッド・リール・ライン・タイラバの選び方を解説】しばらく好調が続きそう(提供:TSURINEWSライター・山口悟)

底潮はイマイチながら水温上昇に伴い、白アマダイ、イトヨリダイ、ハタ属などのボトム狙いのレギュラー陣も徐々に釣れ出した。40cm台のアオアジや、良型のマアジも回遊中でバラエティーに富んできた。タイラバは勿論、SLJにも最適なシーズンが目前だ。

静岡沖の乗っ込みマダイをタイラバで攻略!【ロッド・リール・ライン・タイラバの選び方を解説】ゲストも多彩(提供:TSURINEWSライター・山口悟)