ティップは柔らかく、バットにパワーのあるロッドを選ぶことで、フッキングの力をしっかり伝えられる。マダイの突っ込みには専用ロッドが有利かもしれないが、潮が激しく流れる状況では、まずは確実なフッキングが最優先だ。
掛けた後は、ロッドをラインと平行に近い角度まで戻し、ティップの柔軟性を活かして突っ込みをいなしながら、テンションを保って巻き取るようにしている。
リール
タルんだラインを素早く”シャキッ”とさせる為に、ハイギアのリールをチョイス。
メインライン
潮を切る事をメインに考えるのであれば、なるべく細い方が良い。かと言って、セオリーの0.6、0.8号だと速い二枚潮で使い倒しているとストレスで高切れなんて事に。この時期は特に、多少無理の効くPE1号に落ち着いた。
リーダー
こちらも、多少無理が効いて安心してファイトのできるフロロ4号。また長さは、潮流の重さでフックに掛かるラインストレスを軽減させバラシを減らせる様、メインのPEラインより太くテンションの掛かるリーダーは、できる限り短くして対応している。
この時期は一ヒロ半を基準にし、水温上昇に伴い上〜底潮がシンクロする様になってきたら徐々に長くしていく。
タイラバ
これも早潮対策がメインになるが、潮切りを良くして早い潮につかまりにくくし、ライン角度が極端に付く前にボトムタッチできる物。
そんな理由で、ビンビンスイッチのタングステン素材を潮速、水深によってウェイトを変えつつ多用している。ビンビンスイッチについては、私が今更語る必要のない釣れる要素満載の全国的ベストセラー商品だ。
比較的潮の緩い時は、より漂わせることの出来るオーソドックスな鉛のラウンド型の物を使う事もある。
久々に好調な滑り出し
冒頭でも触れた様に、4月頭に大規模なカタクチイワシの群れが接岸し、三保沖〜安倍川沖の広範囲で連日ベイトを回す大規模な鳥山が多発している。
