『成長の壁』を打ち破れ──IVS Growthが描く、日本スタートアップの次なる挑戦の画像1
(画像=『Business Journal』より引用)

●この記事のポイント ・IVSはスタートアップカンファレンスとしては国内最大規模だ。だが、立ち上がり期の支援は手厚いものの、成長期に対しての取り組みは弱かったのではないか。そんな課題感から「IVS Growth」が生まれた。 ・起業家を支援し続けてきた常盤氏は、「IVS Growth」で日本のスタートアップが“世界で勝つ”ために必要な視点を提供しようとしている。

「支援するだけでは、足りない気がしたんです」。そう語るのは、EY新日本有限責任監査法人に所属し、スタートアップの成長支援の第一線を走る常盤勇人氏。彼が今回ディレクターとして構想から設計まで携わったのが、日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS」の新領域──“成長”にフォーカスした「IVS Growth」である。

 IVSは長らく、起業家と投資家が出会い、「ゼロイチ」を生み出す場として機能してきた。しかし、日本のスタートアップが抱える本質的課題は、創業期の熱狂のその先──”グロース”フェーズにこそ潜んでいる。今回の「IVS Growth」は、そうした課題感への明確なアンサーとして立ち上がった。

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