ジュビロ磐田や栃木SCを経て、今シーズンから東京ヴェルディに完全移籍したDF鈴木海音。昨シーズン所属していた磐田では、24試合に出場し1ゴール。対人の強さやインターセプト能力の高さ、一手先を読む力が優れていることを証明した。前述の木村誠二同様、パリオリンピックのU-23日本代表にも選出されており、世界トップクラスの戦いを目の当たりにしている。

東京Vが3バックを採用していることや鈴木の戦術理解度が高いことから、シーズン途中の加入でもすぐチームにフィットできるであろう点も名古屋にお勧めしたいポイントの一つである。プレミアリーグ(イングランド1部)でのプレーを夢見る22歳の鈴木が、出場機会を求め名古屋に加入する可能性は十分にある。

麻田将吾 写真:Getty Images

麻田将吾(京都サンガ)

京都サンガで長らく最終ラインの一角を担っていた26歳のDF麻田将吾。186センチの長身を活かした空中戦の強さに加え左足のフィードにも定評があり、2021シーズンにはJ2リーグでキャリアハイとなる38試合に出場している。2023シーズンにもJ1で全試合に出場しており、まさに主力と呼べる選手であった。

しかし、2024年6月12日に行われた天皇杯(JFA第104回全日本サッカー選手権大会)の2回戦(大宮アルディージャ戦)で右膝前十字靱帯断裂の大怪我を負い、戦線離脱となった。今シーズンは怪我から復帰したものの、DF宮本優太やDF鈴木義宜の壁が厚く、ここまでわずか3試合の出場に留まっている。

大怪我からの復帰で試合勘にやや不安はあるが、万能型センターバックとしてJ1でも髄一のポテンシャルを秘めているだけに、名古屋としては狙っていきたいところ。今夏の補強選手として狙っているクラブは複数ありそうだ。


チアゴ・サンタナ 写真:Getty Images

チアゴ・サンタナ(浦和レッズ)