■シャドーピープルの集団目撃事件だったのか
数多くの著作を持つ超常現象・UFO研究家であるニック・レッドファーン氏が、2022年にオルタナティブメディア「Mysterious Universe」に寄稿した記事で、2017年に自身の身の上に起こった奇妙な出来事について言及している。それはフィラデルフィア実験に関係しているものであったのだ。
2017年3月2日の昼過ぎ、レッドファーン氏のもとに知らない男性からの電話があった。
男性はレッドファーン氏の著作のいくつかを読んでいると話し、フィラデルフィア実験について共有したい情報があると説明したのである。
彼は1980年代初頭に、フィラデルフィア実験についての“本当の”ストーリーを綴った軍事機密指定の米海軍ファイルを閲覧する機会を与えられたのだという。
そこに書かれていたのは決して艦船の不可視化実験のことなどではなく、当日の艦船で目撃された謎の存在についての記述であった。MIB(メン・イン。ブラック)、WIB(ウーマン・イン・ブラック)、あるいはシャドーピープルなどと呼ばれる謎の異次元の人型の存在がこの日に目撃されていたというのである。
目撃した船員の話によれば、シャドーピープルは船内の壁を難なく通り抜けて自在に移動していたという。そして目撃した船員の幾人かは正気を失ったのだ。
この一件はアメリカ政府が初めてシャドーピープルの存在を認めたケースであり、目撃者などへの調査が入念に行われ、このレポートが作成されたのだった。
目撃した船員の何人かはその後も身の回りでシャドーピープルが見えるようになり、メンタルを苦しめられ不幸なことに精神崩壊に到った者もいたという。いずれにしても男性の話が本当であるとすれば、これまでとはまったく異なるフィラデルフィア実験の真相ということになる。
