このように、資格は「信頼」という点で圧倒的な威力を持ちます。つまり、「あるもの」とは「信頼」です。資格は最初から相手に信頼を与える力を持っているのです。

小さな会社になくて資格にあるもの

開業するのに資格なんていらない。たしかにそういう面もあります。しかし、たとえばウェブデザイナーとして開業した人で「DTPエキスパート」という資格を持っている人と持っていない人がいたら、技術的なことに関しては、どちらに仕事をお願いしやすいでしょうか。

もちろん資格がすべてではなく、人柄や実績なども当然加味されるでしょう。長い時間かけて自分のことを話すことができれば、相手に信頼してもらえる確率は上がります。しかし、もし時間がなかったら、どうでしょう。ウェブサイトの制作実績などを見てもらえなかったら、能力は伝わりません。

このように、小さな会社になくて資格にあるもの、それが「信頼」です。

小さな会社は大手に比べて信頼度やブランド力が低いと言われます。その信頼を勝ち取るために、実績をつくり、大手法人と取引するために頭を下げ、ということをしているわけです。これに比べて資格は、一度取ってしまえば一生使える「信頼」になるのです。

このように、フリーランスで活動する際、資格は「短時間で圧倒的な信頼を得る」ことができます。私は資格の絶大な信用力に気がつき、さまざまなところで営業活動をおこなうようにしました。若くても、経験がなくても、資格は自分という人間に「信頼」を与えてくれるのです。

これはフリーランスで動くようになったら、大きな差になります。「すぐに信頼を得られる人」と「いつも信頼を得るまでに時間がかかる人」、あなたはどちらを目指しますか? 答えは言うまでもないはずです。

誰でもできる資格でつくる戦略的人生

戦略的に資格を選んで、ステップを踏んでいけば、必ずあなたも思うような人生を歩むことができるはずですが、そのために重要なのが、まずは資格の謎を解き明かすこと。