先日、TBSのNスタで放送された老後の必要資金に関する特集がネットでも反響を呼んでいました。
特に「国民年金のみで賃貸暮らしだと5500万円以上必要となる」という点が多くの人たちにグサグサ刺さったみたいです。
これ国民年金の賃貸派が5500万必要ってことに驚いてる人が多いんだけど自分は逆で、「3割も天引きされてなお2700万円足りないサラリーマン」の方こそ危機感持つべき。 SlG8002xsO
— jo shigeyuki (@joshigeyuki) June 15, 2025
レスを流し見した感じだと「どう考えても自営業で5500万円は無理ゲーだろう」「やはり手厚い厚生年金のあるサラリーマンは勝ち組だ」といった意見が主流のようです。
果たして自営業者の老後は本当に詰んでるのでしょうか。そして、サラリーマンの定年後には何が待っているんでしょうか。
いい機会なのでまとめておきましょう。
そもそも「老後は年金だけでやっていこう」と考えている自営業なんてまずいない
では、実際に国民年金だけだと老後は詰むのか。結論から言えば(賃貸、持ち家に関わらず)人によるとしか言えませんね。
ただ、一つだけ言えるのは、少なくとも自営業で「老後は年金だけでやっていけるから大丈夫」なんて考えている人は一人もいないということです。
だから、少なくとも彼らは腹はくくっています。そして、そのための準備も心掛けてはいます。それが実際に出来ているかは人による、ということですね。
彼ら自営業がそういうスタイルなのは、以下のような特徴があるからです。
・国民年金だけで生きていけるとは誰も考えてない
現在の国民年金の保険料は月17,510円の定額で、受け取れる年金額も69,308円ですから、最初からそれだけで生きていけるなんて誰も考えちゃいませんね。
・そもそも定年がない
サラリーマンと違って定年のない彼らは、体が動く限りは働けます。飲食店で80代の店主なんて全然普通です。