IVS Entertainmentの挑戦:クリエイターとビジネスの垣根をなくす
** ――IVS Entertainmentは、未来のエンターテインメントにどのように寄与していくのでしょうか。 **
** 中村氏 ** クリエイターがビジネスの世界に踏み出すハードルをなくしたいと思います。IVSはスタートアップ業界のイベントとして始まったため、正直まだクリエイターの参加は少ないのが現状です。エンターテインメントを“ど真ん中”で作っている人たちからすると、投資や金融の話は縁遠いと感じるかもしれませんが、IVS Entertainmentエリアでは、そうした垣根をなくし、エンタメビジネスに関わる全ての方に気軽にIVSに来てもらえるような場にしたいと考えています。スタートアップ起業家もクリエイターも、エンタメに関わる多様な人々が混ざり合うことが、IVS Entertainmentが目指すべき姿です。
** ――最後に、中村さん自身が、今年のIVSにどんなことを期待していますか。 **
** 中村氏 ** エンタメ×スタートアップに関わる方がたくさん集まるイベントになるでしょう。他のスタートアップの事業から着想を得たり、自分の事業をブーストさせるために大企業の投資部門の担当者と商談をしたり。IVSは、次に描きたい自身の事業の未来に必要な“武器”を手に入れるために、ぜひ来てほしい場所です。
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中村氏がビジョンとして掲げた「クリエイターが思う存分、創作活動に没頭でき、それが最大限に求める人に届き、熱狂がよりたくさん生まれる世界」を実現させるため、IVS Entertainmentは日本のエンタメの未来を担う新たな才能とビジネスが交差する、熱気に満ちた場となるに違いない。
(構成=UNICORN JOURNAL編集部)