私は努めて楽をしない様にしています。作業効率もこの10年改善していないかもしれません。しかし、今過ごす日々は充実しており、物事が良く掌握でき、自分で高速度で考える力がより高まっていると感じています。確かにロボットが秘書業務や家事をやってくれればありがたいと思いますが、完全無比の仕事をされるより若いスタッフに「これ、違うじゃない?」というコミュニケーションの方が楽しいと思います。ロボットとは仕事の後のビールも飲めないでしょう。同僚の喜怒哀楽を共有することもできません。お前は古い人間だな、と言われるかもしれませんが、テクノロジーと人間の能力は使い分けるという知恵と工夫も必要だということです。さもなければ冒頭の記事のようにロボットが長蛇の列をなして人間の作業を待つという珍妙な光景が当たり前になってしまうのです。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年6月25日の記事より転載させていただきました。